我が家のドラム式洗濯乾燥機(SHARP ES-X12C)で、まさにこの状態になりました。

結論から言うと、原因は槽洗浄を3か月サボっていたことでした。槽洗浄コースを1回まわしただけで、乾燥能力は元どおりに復活。この記事では、フィルター掃除では直らなかった乾燥不良が槽洗浄で改善した実体験と、槽洗浄の具体的なやり方・注意点をまとめます。
分解清掃や買い替えを検討する前に、ぜひ一度試してみてください。
使用した洗濯槽クリーナーはこちらです↓↓↓

フィルターを掃除しても乾かないのはなぜ?
ドラム式の乾燥不良というと、まず疑うのは次の4つだと思います。
- 乾燥フィルターの目詰まり
- 糸くずフィルターの汚れ
- 排水口の詰まり
- 乾燥コースの設定ミス
私もこの4つはすべて確認済みでした。それでも乾かない。
見落としていたのが本体内部にたまった糸くずです。実は、ES-X12Cの取扱説明書には「洗濯~乾燥運転をおこなうと、本体内部に糸くずがたまり、徐々に乾燥能力が低下する場合がある」ため、月1回程度の槽洗浄コース運転をすすめる、とはっきり書かれています。さらに、乾燥フィルターを手入れしても目詰まりのお知らせ(U04)が頻繁に出るときは槽洗浄コース(洗い8時間)を運転するように、との記載まであります。
つまり「フィルター掃除では直らない乾燥不良には槽洗浄」というのは、メーカー公式の対処法なんです。私はこれを見落として3か月放置していました。
実際、槽洗浄を終えたあとの糸くずフィルターには、剥がれ落ちたゴミがびっしり付いていました。それだけの汚れが槽の中に潜んでいたわけです。
見落としがちな場所:乾燥フィルター奥の「穴」
槽洗浄の前に、もう1か所チェックしてほしい場所があります。本体から乾燥フィルターへ空気が向かう穴(フィルターを外した奥の通気口)です。


我が家のES-X12Cは自動フィルター掃除機能付きですが、それでもフィルターを外した奥の穴のふちにはホコリがこびりついていました。ここが詰まると温風の通り道が狭くなるので、フィルター掃除のついでに奥をのぞき込み、届く範囲のホコリを取り除いておきましょう。取扱説明書のとおり、フィルター部は強くこすると破れるため、奥の穴側だけやさしく拭き取るのがコツです。
槽洗浄の頻度は「月1回」が目安
ES-X12Cの取扱説明書では、汚れ・カビ・乾燥能力低下の防止のために1か月に1回程度の槽洗浄が推奨されています。
私は3か月やっていませんでした。新築に引っ越して洗濯機も比較的新しいからと油断していたのですが、使用頻度が高ければ汚れは着実に溜まります。「フィルター掃除はしているから大丈夫」は通用しませんでした。
槽洗浄のやり方(SHARP製ドラム式の場合)
我が家のSHARP製ドラム式洗濯乾燥機(ES-X12C)での手順です。
- 塩素系の洗濯槽クリーナーを用意する
SHARPの取扱説明書では塩素系の使用が指定されています。酸素系ではなく塩素系を選びます。 - 槽洗浄コース(8時間)を選択し、クリーナーを投入して運転
- 終了後はしっかり換気する
塩素系特有の刺激臭がします。 - 最後に糸くずフィルターを清掃して完了
剥がれた汚れがフィルターに集まっているので、ここの掃除は忘れずに。
他メーカーの場合
日立製・Panasonic製のドラム式では、槽洗浄コースが11時間に設定されている機種が多いようです。使用するクリーナーの種類(塩素系か酸素系か)もメーカー・機種によって指定が異なるので、必ずお使いの機種の取扱説明書を確認してください。
塩素系クリーナーを使うときの注意
塩素系クリーナーは、酸性タイプの洗剤と混ざると有毒ガスが発生して危険です。他の洗剤と併用せず、単独で使用してください。運転中・運転後は浴室や洗面所の換気を十分に行いましょう。
槽洗浄のメリット・デメリット【体験談】
メリット
- カビの除去・除菌ができる
槽の裏側の見えない汚れをリセットできます。 - 乾燥能力が復活する可能性がある
私の場合は1回の槽洗浄で乾燥が元どおりになりました。 - へばりついた糸くずを一掃できる
洗浄後の糸くずフィルターにはゴミがごっそり。汚れが取れた実感がありました。
デメリット
- 時間がかかる
SHARP製でも8時間。日立・Panasonicなら11時間コースもあり、その間洗濯機は使えません。洗濯物の多い家庭は、夜間や外出日に合わせるなどタイミングの工夫が必要です。 - 塩素のにおいが残る
プールのようなにおいがします。衣類へのにおい移りはありませんでしたが、槽からは1週間ほどほのかに臭いました。 - 必ず直るとは限らない
長年使っている洗濯機だと、槽洗浄では落としきれない汚れが溜まっていて、業者による分解清掃が必要なケースもあります。
槽洗浄でも直らないときは
槽洗浄を試しても乾燥が改善しない場合は、次の段階を検討しましょう。
- ヒートポンプユニットや内部ダクトの詰まり → メーカーや専門業者の分解清掃
- 使用年数が10年近い → 修理費と比較して買い替えも視野に
いきなり分解清掃(数万円)や買い替え(十数万円〜)に進む前に、数百円のクリーナーで試せる槽洗浄をまず挟むのがおすすめです。
よくある質問
Q. 槽洗浄はどのくらいの頻度でやればいい?
A. 月1回が目安です。私は3か月サボって乾燥不良になりました。
Q. 酸素系クリーナーではだめ?
A. 機種によって指定が異なります。SHARP ES-X12Cの取扱説明書では塩素系が指定されており、酸素系は泡が大量に発生して故障の原因になると明記されています。必ずお使いの機種の取扱説明書の指定に従ってください。
Q. 槽洗浄中は本当に何もしなくていい?
A. クリーナーを入れてコースを開始したら、終了まで放置でOKです。終了後の換気と糸くずフィルター清掃だけ忘れずに。
まとめ:分解清掃・買い替えの前に槽洗浄を
- フィルターを掃除しても乾かないなら、フィルター奥の穴のホコリと本体内部の糸くずを疑う(槽洗浄はメーカー公式の対処法)
- 槽洗浄コース+機種指定のクリーナーで、乾燥能力が復活する可能性がある(我が家は1回で復活)
- 頻度は月1回が目安。サボると私のように生乾きに悩むことになります
- それでも直らなければ分解清掃・買い替えの検討へ
「乾かない=故障」と決めつける前に、まずは今夜、槽洗浄コースのボタンを押してみてください。
参考:SHARP ES-X12C 取扱説明書

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